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店が暇だったので「えぇい、帰ってやれ」と店を出て車を走らせる。そんな時、マーフィーの法則のように電話が入る。神戸製鋼・増保、そして何故か関西に帰っている名古屋グランパスの海本から別々に。お互い知らない中でもないので、増保のお友達・前田氏も交えて久しぶりに、でも店は開けずに上田店長のいる「E・H・BANK」に行った。下らない話を延々したが、その張本人はほとんど僕だった。
話変わって、夕刊社会面でこんな記事を見つけた。「オウム密輸容疑 都島の男を逮捕」
またオウム真理教が復活したのか、水面下で組織が動き出したのか、年末にまたもややこしい事件の臭いがする。しかしそれにしては小さな記事である。
「起訴状によると、被告は11月5日、インドネシアで購入したオウム8羽をボストンバッグの中に隠して密輸しようとした、とされる」
なんだ、ワシントン条約絡みか。
僕がまだ30歳になったばかりのある日、新聞に興味ある見出しがあった。今日の日記のタイトルである。なんでも、ベトナムで転覆した船の乗員が行方不明になり、捜索の船に助け出された人の話らしい。内容は以下、その人の語り風で。
【おらはよぉ、船が転覆したら最初は色んな所に掴まってたさ。でもよぉ、船が沈んでしまっただ。そしたらよぉ、波に流されて気が付けば一人よ。そらぁ不安だったべ。しばらく浮いてたらよ、だんだん力も抜けてくるさ、このまま死ぬんじゃねえかって。そしたらよぉ、でっけぇウミガメがよ、じっとこっちを見てるのさ。何かの本で読んだんだ、亀の甲羅を持ってもこっちが動かなけりゃでぇじょうぶだって。おそるおそる持ったら、嫌がる素振りも見せなくて、プカプカ浮いたさ。おかげで命拾いしただ。6時間位して引き上げられたときはお礼にえさとバナナをやって海に帰してやったんだべ。】
タメになる?話だがイマイチ信憑性に欠けるし(浦島太郎みたいに上に乗ったと言わないところがそれっぽいが)どちらにしてもまずこんな局面に出会わないだろう。一応僕は7年経った今も覚えているが、その知識は使えないでいる。
諺・志賀語録「は」
『背水の陣内貴美子』d泥棒に遭遇したときの、彼女の心境をスポーツ新聞風に
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