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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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イタリアからワインがたくさん届いた。

トスカーナのワイナリー「CAMPO DEL MONTE」の日本の販売権を持つ、長谷さんが一ヶ月ぶりに日本に戻る。何故か、その畑のワイン赤・白のラベルをデザインすることになる。フランスのそれは、シャトー・ムートン・ロートシルトにあるように、歴代の画家が絵柄を担当していて、堂本画伯ともう一人女性との2名が採用されている。他にも知人のデザイナーが作ったラベルも知っている。しかし、イタリアのエチケットは初めてかも知れない。僕でいいのだろうか…。

日本人はとかく「過去にどんな仕事をしてきたか、大手に口座を持っているのか、会社概要は…」などと履歴を知りたがる。僕も今までその競合で苦汁を飲んだことがある。国民性の違いか、今回のイタリア人がそうなのか「とりあえず提案しなさい」に甘えて、自分の思いを放り込んだ。相変わらず筆でワイン名を書いてみて加工し、僕のサインかフルネームの篆刻印の採用を申し出た。印に関しては「ローマ字以外の文字は法律で×」ということで却下。でもサインは入れられた。僕の仕事を純粋に認めてくれて思いが形になった。

この日は営業中にもかかわらず試飲会をした。貸切ではないのに示し合わせたように人がほとんど来ない。でも予め頼んでおいた試飲会メンバーは堪能してくれたと思う。来てくれた人は…。

パッパガッロの拓ちゃん、レストランオルフェの三木丸くん、ハンファクトリーの永田氏、ワインショップベリエの達可氏、遅れて駆けつけてくれたバッテリーカフェ神野くん。それぞれ屈託のない意見を下さり、長谷さんも喜んでいた。皆が帰った夜中、閉店後来てくれたバー端くれ醍醐の前田氏は、説明も無しに飲んでもらったワインの的確な感想を言ってくれる。掘り出し物も見つかった。

トスカーナは「GAJA」に代表されるDOCG、最高の畑云々で評価されるワインがある。しかしVdt(所謂テーブルワイン)の中にも大化けする可能性を秘めるものも稀にある。もしこのワイン達がそうなれば、僕の創り上げたラベル達も本望であろう。


諺・志賀語録「た」
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