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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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僕は結構、手先が器用だと思っている。小さい字を書くのもお手のもの(死語)だし、米にだって書く自信がある。PCでの細かい作業も苦ではない。その僕に素敵なオモチャが見つかった。

あまりこんな事を書くと「オタク」と勘違いされそうだが、日曜から製作に入った『TVRキミーラ・ダイキャストキット』が昨日完成した。ずっと探していたのを大阪で見つけてくれた人がいて、イングランドからの入荷を心待ちにしていたのものだ。8cmくらいだが、削り出しで重量感がある。とにかく細かくて、ピンセットが必要だ。ダイキャストだからこのままでも超合金(懐かしい)みたいでカッコイイが、僕のキミーラは特別塗装色なので色が欲しい。

おそらく何十年かぶりに「模型屋」に行く。須磨にある国道沿いのそこは、ずっと気になっていた。中に入ると、プラモデルの奥に「Nゲージ(電車モノ)」「プロポ・ラジコン」などのマニアックなコーナーがある。そこではそれこそ「オタク」らしき人達が、何やらおおよそ凡人には理解しがたいこだわりを話してる。素人の僕はやっとペイントコーナーを見つけた。パクトラタミヤ、田宮模型の星マークは健在だ。懐かしい。

店にいた「オタク」系の人の風貌はこうだ。太っちょ(死語)で大きめのメガネ、日焼けとは違うくすんだ顔色、キャップ型の帽子、チェックのシャツ、ケミカルウォッシュらしき大きめのジーンズ、何故か長いベルト……そしてまくしたてる模型の世界の領域を越えたコンピュータの話。こういった人達に共通するのは、うかつに「模型について分からないんですけど…」などと言おうものなら「それはね」と必要以上の話を延々聞かされること、それだけは絶対避けなければならない。

出来るだけ救いの視線を投げかけないように店の人を捜す。オタク達と話す店主らしきおじさんも避け、奥さんとおぼしきおばさんに聞いてみた。この人なら素人に近い様に思ったからだ。「金属素材のキットカーなんですけど、これでいけますかね」と聞くと「それには下地のスプレーを吹いて、紙ヤスリで段々番手を大きくしていって……何度か塗り直して、半日おいて……水溶性なら色の調整もしやすいし……」この人もマニアックなおばさんだった。

家に帰ってからは熱中したが、接着剤や色が乾くまで待てない僕は、何度も失敗をする。色を厚く塗りすぎた箇所、フロントウインドー用のクリアプラスティックにも接着剤が付く。えらいことだ。細かい部品も無くすし、最悪だ。初めてプラモデルを作った小学生のように下手くそだった。でも何よりもオリジナルで嬉しかった。

店に置いてみようと思う。見たい人にはお見せしたい。一般に「器用そうで、ストイックで、自分の世界を持っている」様に思われる志賀の「実は不器用なカッコ悪い部分」を。でも僕には懐かしく、それでいて新鮮な作品だ。既製品にはないオリジナリティーは「個」を重視する僕には大切なモノとなったから。


諺・志賀語録「そ」
『それを言っちゃー、オシメーよ』dフーテンの寅が言っていた言葉とは違う もし赤ん坊が「気持ち悪いから、オムツ変えてよ」と言ったら、なんと親は楽なのだろう、という意味

追伸 弘津と剛臣、また昆布食い過ぎや!!(10/17日記参照)
いつも熱い話ありがとう 選手権応援するよ また色々感じさせてくれ
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