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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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ラグビーの早明戦は、最後の最後で劣勢の早稲田が逆転のPKで勝った。この対戦は伝統のカードだから、やはり勝つことに意義がある様に思える。劇的と言えよう。しかし過日の神戸製鋼・トヨタ戦を思い出すと、あの日の終わり方には疑問が残る。監督が後輩だから余計に思う。大学の時は、周りが狙えと言っても果敢にボールを回していったはずだ。体大OBのみんなはどう思う?

さて新聞にこんな記事を見つけた。ラグビー王国ニュージーランドで、ビデオカメラ付きボールの開発が進んでいるらしいのだ。以下記事。

【楕円球の両端に衝撃に強い14グラムの小型カメラを取り付け、バランスを保つために玉の中央にバッテリーを内蔵する設計だ。開発のきっかけは、ラインアウトの投入に問題を抱える同国代表オールブラックスのオリバー主将という。開発担当者は「彼が(ラインアウトで)ボールを曲げるという話から、だったらボールの視点で(その状況を)見るといいと考えた」と話している。】

ラグビーではボールがサイドラインを割ると両チームが並んで、その真ん中にボールを投げてプレーを再開する。サッカーやバスケのスローインのようなものだ。その際投げるチームに有利なことと言えば、予め決めておいたサインで味方にはどこに投げるかが解るくらいで、決して味方に向かって投げてはいけない。その悩みを持つ国のラグビーチームのために、開発に事が及ぶのはラグビー大国たる所以であろう。

隠し撮りなどに使われるCCDカメラどころではない。凄い時代になってきた。そうなれば他のスポーツも、ボールからの視点を見てみたいものだ。例えばゴルフ。「ホールインワンの瞬間を、ボールの視点でどうぞ!」となる。サッカーのフリーキックが大きな弧を描きゴールの隅に吸い込まれた、キーパーに「どうだ!」と言わんばかりに誇らしげにゴールを揺らすボール。その映像は、回転しながら多少見にくいかも知れないが、未知の世界のものとなるはずだ。

今アメリカでは大リーグ・ラリーボンズの記録、73号ホームランボールを巡って裁判が始まっている。最初に取った人、そしてそれに群がりもみ合いとなった末に拾い上げた人とで。ボールにカメラがあったのなら証拠となるかも知れなかった。「まだまだ無理な話やろー」なんて思ってたことが現実になってゆく世の中で、それはそう遠い話ではない。


諺・志賀語録「す」
『過ぎたるは猶(なお)及ばざるがゴト師』d熱くなってのめり込んでは、パチプロとは言えない 賭け事に引き際も肝心だ、の意(僕はパチンコはしないが)
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