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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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勤労を感謝する日に、僕はまた働く。つまり店は開けることにした。一般に三連休だから暇かも知れないけれど、家でじっとしているよりはいい。

名古屋のサッカー猿・海本から電話が入る。「平尾くん、24日の試合の後、日帰りなんかなぁ?」…その日名古屋では、ラグビー神戸製鋼対トヨタ自動車の試合がある。平尾くんと海本は神戸で飲んだ仲だ。「でも、その日僕もメンバーに入ってたら、埼玉で試合やねん」海本は近頃、色々あって試合には前回からやっと復帰している。「選ばれてなかったら、名古屋でラグビー観戦しよーっと」それは、不本意なことだけど優しい彼は、そう言う。平尾くんと再会はさせたいが、埼玉にいることを遠くから望んでいる、志賀であった。

その海本に僕はこう言った。「最近、神戸も暇やでぇー。静かなもんや」海本は「いつもそんなこと言ってるやん。ほんまは忙しいんちゃうのん!」と言いながら「ほんまかどうか、『ひきゃく』に行ってもらうわ」と、不思議な言葉を投げかけてきた。

「飛脚?宅急便でも送ってくれるのかいな」
そう聞こえた僕は、佐川急便を想像した。

「宅急便?何言うてんのん!だから『ひきゃく』を送り込んで、
店の状況見てもらって嘘やったら志賀さん刺してもらうで、まじで」

「それ、もしかしたら刺客(しかく)のことか?
そもそも君『しきゃく』って間違っとるがな!」



間違いを突っ込まれたことを察知した彼は「飛脚、飛脚やん、それそれ。飛脚に頼んで宅急便送っといたから」とごまかした、やはりボキャ貧野郎だ。

もし彼の言葉を信じるのなら、土曜日くらいが楽しみだ。その飛脚は寒い中、尾張の国から東海道を、そう今頃、近江から京へ「鯖街道」を横切り、ひたすら西に向かって走っているに違いない……。


諺・志賀語録「お」
『老いては蟹従え」:歳を取ると当然、人をおんぶすることもなく蟹くらいならまだ軽いものだから……ごめんなさい、説明するのがあほらしくなりました 単なる韻を踏んでるだけです
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