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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜日。寒さこそすれど、日中の陽気は冬を迎える時期とは思えない心地よさだ。太陽が眩しい。

唐突だが僕は、車の運転席に必ずサングラスを置いている。読んで字のごとし、太陽光を遮断するためでもあるが、近頃は夜にでもファッションの一つとして掛けられるものもある。僕の場合は、変則的な生活ゆえ目が腫れぼったいこともあり、それを隠す場合が多い。先日も店で催した会(11/5日記参照)の際、ある女性のサングラスを掛けさせてもらった。神戸新聞・高木くんが「めっちゃ似合ってますやん。イタリアの伊達男みたいですわ」とその顔に沿ったラウンドシェイプの今風サングラスを掛けた僕に言った。「ダテオトコ?」と、だて巻き玉子のダテとの違いも解らない僕は、一瞬躊躇しながらも悪い気がしなかったので、ちゃっかり戴いてしまう。メガネにも流行り廃りがあるもので、これも新しい冒険・イメチェン(死語)だ。

もう一つ、僕がそれらを好む理由。それは、涙を隠すためである…。

あの婚礼の日(11/4日記参照)を境にどこかへ行ったサングラス。買ってから、まだ一週間も経っていない。スーツに合わせて手に入れたのに、あっけなく…。あの日僕はすぐにポートピアホテルに電話をした。宴会担当の人に伝える。「サングラスを多分『竹』の席に忘れてしまったんですけど」すると向こうは「どんなサングラスでしたか?」と言った。どんな?この担当は声からするとかなり年輩のようだ(かく言う僕も、声だけだとかなりダンディなイメージを持たれるようなので一概には言えないが)から、ブランド名を言っても仕方なく思い、スタンダードだという意味で「普通のサングラスです」と言ってしまう。

「普通」は難しい。若者に「普通、これくらいのこと解るやろう!」と怒ったところで伝わらない。「水割り、普通で」は、何が普通なのか。「電話が不通で」は正解である……。「普段着でお越し下さい」という会があったなら皆さんはどんな格好で行くのか。会社員ならスーツか。いや、仕事を離れた服装のことか。では「オシャレしてお越し下さい」は、まさかモンキースタイルでは行くまい。それは『おサル』だ……。とにかく、電話を切ってから後悔した。「俺としたことが『普通』なんて…」と。

ホテルからは未だに連絡がない。おそらく他で落としたのだろう。でも、もしあの担当の人が「普通」だと思ったサングラスがあったとして「お客様の落とされたのはこちらでしょうか」と差し出された物が『昔のレイバン、裕次郎もしくは大門軍団・渡哲也が掛けていたパンダのような、今では恥ずかしいサングラス』だったとしたら、確かに涙は隠せるだろうが

「お宅に差しあげます」と伊達男は疾風のごとく去って行くであろう。


志賀変語42
『もう幾つ寝ると〜♪』:お正月〜と続くこの唄 「もうすぐそう、あと数日寝たらお正月だよね」という意味なのだろうが、唄にするため短くしたんだろうね でも聞こえようによってはおかしい 「猛威!(もういい!)苦痛!つねると、和尚が通」なんじゃこりゃ…無理矢理やな
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