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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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店が終わって車で帰る途中、信号待ちで何気なく見た店名「ブテック プチトマト」明らかに、ブティックのことだろうが、それに苦笑しているとそのすぐ3軒隣に「お食事処お好み焼き トマト」とある。たまたま近くにあるだけなのか、それとも兄弟・家族・親戚でやってるのか。たった数10秒の赤信号に、頭を悩まされながらそこを後にする。

店の名前というものは安直につけない方がいい。そもそも店の名前なんて無い「志賀」は分かってる人だけが来ればいい店で、看板を出す必要もないし、僕しかいないからそのままでいい。しかし、他の飲食店はそういうわけにはいかないだろうし、オープンまでにさぞかし色々考えあぐねた末に名を付けるものだ。

大別すると1.店のスタイル(好きな言葉・人・目標・雰囲気・場所など)から 2.そのままオーナーの名前か、愛称・あだ名・容姿から 3.その時代に流行った言葉・出来事などから…選んだ店名が街に溢れている。(そうすると前述の「トマト」はオーナーの頬が赤いのか、それは違うやろ!)

1.これに当てはまる店は僕の住む垂水にある、喫茶「おばさん」だ。その名の通り、おばさんがいっぱいで、明確である。当然おじさん(というか、おっちゃん)もいる。三宮の「肉処・地酒 トリック」も興味をそそる。オーナーはマジシャンか?鉄板で焼きながらのマジックは、落ち着かないことであろう。また、最近元町居留地にオープンしたフレンチレストラン「オルフェ」の雰囲気やコンセプトは、僕の想像ではジャン・コクトーがらみなのではないかと思う。違うのかな、支配人・三木くん?当たってたら、たらふく(文末志賀死語参照)食べさせてくれー!

2.これはいっぱいある。須磨にある硝子屋さん「ガラスのうすい」…気の毒だが、あまり仕事の依頼はしたくない。大阪、茨木の「おもちゃのカツラ」…桂さんがオーナーなのだろうけど少し笑える。カツラがおもちゃやで!最後に、これは僕の店から近い「お好み焼きブータン」…飲食店ゆえにまずは入ってみよう。その意味はすぐに理解できる。焼いてるおばさんが、まさしくブータンなのだ…。

3.実際これは陥りやすいもので、その気持ちは解る。ただ、よく「志賀死語」コーナーで書いているように、流行語大賞にノミネートされるものはほとんど死語と化すものだ。「おっはーっ」はもう言わないだろう。新開地にほど近い、福原と言う歓楽街に「スナック パパラッチ」はある。おそらく、ダイアナ妃が事故死した際に追いかけていたあれから取ったのだろうが、これは頂けない。入店したらカメラを手にする店員に、いきなりフライデー(これも死語)されそうである。南大阪にある、店員と客のトラブルで殺傷事件のあった「スナック そんなバナナ」…そんな名前を付けてるから、そんなバナナ、いや馬鹿なことが起こるのだ。

どれも、オーナーに聞いたことがないのでその真意は定かではない。しかし、色々想像をかき立てられるネーミングは魅力的だ。最後に、前を通るだけで行ったこともないのだがかなり前から気になっている店を紹介しよう。その店は、三宮東門に北から入る手前にある。奥まった階段を2階に上がる。そこは…。

「スナック 逃亡者」

カウンターの端では、コートの襟を立てた男が人目を忍んで飲んでいるかも知れない…。


志賀死語87
『たらふく』:何でこう言うのかやっと解った 「鱈腹」なんだね 僕が知らなかっただけか…?
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