www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
8/21「君の悩みは『ちっぽけ』ではない」 バックナンバー >>>
ここ何年かは台風が来る、台風が来ると言いながら、肩すかし(それはいいことだが)のケースが多い。しかし今回は違うようで、店が終わった20日の夜、帰る車は風雨に見舞われた。いつも思うことだが、こんな日に限ってたくさんの人が来たりする。僕以上に、変わったお客様が多いということか。しかし今日はさすがに直撃の予報のため、おそらく僕はビリヤード屋さんか、裏の中華か、店で日記か…とにかく静かな日になりそうである。

月曜は、前述通り色んなお客様が来た。圧倒的な得票数で参院選を制した方(僕の好きなタイプの謙虚な人であった)を囲む、気の置けないブレーン達。最近オープンしたフレンチレストラン「オルフェ」の支配人・ソムリエ三木くん。近頃テレビで大活躍、同級のサッカー馬鹿。そんな中、ラグビーの若手が来ていた。何やら神妙である……。

ここでは、いつものように彼らの名前を出すつもりはないし、その内容を書くこともしない。とにかくその一人の彼は悩んでいたので、話は聞かせてもらった。結構こういう仕事をしていると、相談を受けることも多いが、僕には何のアドバイスもない。感じたことを自分の言葉で話すだけである。

話はいつもの僕の性格からか、少しそれて色んな話に及ぶ。それでも、ジッと僕の目を見ながら聞いている彼に、益々僕のマシンガントーク(文末志賀死語80参照)も弾倉が尽きるまでまくしたてる。もちろん経験に裏打ちされた根拠の範疇で話すわけだから、そこは流暢だ。彼が言った。「さっきまでの僕の悩みなんて『ちっぽけ』なものですね」と…。

君の悩みは決してそうではないよ。例えば彼女と別れてしまった、大切なペットが死んでしまった、財布を落とした、それぞれ結構大変だ。極端な話、いつもしているお気に入りのアクセサリーを家に置いたまま出てしまったり、小銭入れを忘れたときにでさえも、やはり一日が憂鬱なこともある。悩みというものは、時間が解決すると言うように、一瞬で解決できることもあれば、何年も掛かるものもある。しかしそこに大小はないのだ。よく人は「そんなことぐらい俺に比べたら…」なんて慰めたりするが、そこはその立場にならなければ解らないことだから、無責任な意見は言わない方がいい。

悩んでるんなら「自分はどうしたいか」考えてみる。そしてそれは「今の自分を好きと言えるか」に繋がって答えはスピードを増す。僕の悩みが、みんなに比べると『ちっぽけ』かどうかは判らないが、これだけは言える。

「僕は自分のことが凄く好きだ!!」 答えはいつも自分の中にある。


志賀死語80
『マシンガントーク』:僕は酒を飲もうが飲むまいが、かなり早口になる それはその時にしか伝えられないことがある、と確信した場合だ 黙っているのなら、眠たいか、おもしろくない時なのである 無口なバーテンは僕の本意ではない
Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga