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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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近頃、日記が手抜きではないか?と、よく聞かれる。開き直るわけではないが、その通りである。異様な暑さと、昼がバタバタとしていることもあり、イマイチ頭が働かない。元来日記というものは第三者が目にするものではないので、そこまで気にすることもないかと思うが、くだらないことでも続けることに意義がある。そんなわけで、また取るに足らないことを書きたい…。

いつか書いたが「猿の惑星 Planet of the Apes」は、なかなか笑えた。そして最近はペプシコーラのペットボトルにワンパックずつ、ランダムに入ったボトルキャップ(全42種類)が店頭に並んでいる。「スターウォーズエピソード1」の時には興味がなかったが、思わず買ってみた。人間で牢屋に捉えられていた爺さん、カルビ(なんという名だ!)が出てきた。リアルである。また違う日には、オランウータン?の政治家(肩から上部分)が当たった。これもまたディテールが忠実だ。次の日に僕は、垂水のコンビニで思い切って3本買ってみた。外から袋を触り、同じものを買わないように注意しながら。

僕らは小さい頃、10円の赤影ブロマイドや、カードをゲットしたいが為に食べずに(甘いのか辛いのかわからん変な味なので)捨ててしまうという、ちょっとした社会現象まで引き起こした「仮面ライダースナック」を、少ない小遣いで買った。何よりも、次はどれが当たるかが楽しみだった。赤影が出ると嬉しかったが、すでに持ってるものや『ギヤマンの鐘』の神父(大泉あきら)なんて出た日にゃずっこけた。仮面ライダーの場合はショッカーの戦闘員が当たってしまうと、こっちが「イィーッ!!」と叫んでしまう。とにかく楽しかった。37歳のこの歳になっても、この感覚はほのかにやはり懐かしい。決して、遊戯王カード(子供に大人気・プレミアカードは何万もするらしい)を箱ごと買っていく大人にはなりたくない。

件のコンビニに話は戻る。安い買い物だけれど、この小さな喜びは忘れたくないものだ。キャッシャーから扉に向かう。店に入るときには気付かなかった棚に、ペプシがいっぱい並んでる。そこには、袋から出されボトルに着けた「猿惑コレクション」がディスプレイされている。「えっ?」僕が立ち止まってみていると「あっ、そこから買ってもいいんですよ♪」と店員。あぁ、大人はなんて悲しい発想で、かすかな楽しみをこんな風にしてしまうのだろう。思わず、伸びそうな手を我慢しつつ「このコンビニには二度と来ないぞ!」と心に思い店を後にした。

家に帰る。袋を開ける。中には先日と同じ政治家が顔を出す。「あ〜、やってしまった…」あのコンビニに戻りたくなる気持ちを抑えながらこの夏、僕の家には同じ顔のキャラクター達と、飲まれないペプシがどんどん増えていく…。


志賀死語60
『ドクターペッパー』:同じくアメリカから来た炭酸飲料 サクランボコーラという感じだった  チェリオはまだあるが、ミリンダはもうない 他にはスコール、プラッシー マミーに似た「ドリプシー」が好きだった
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