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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜日、SATYに行く。似合わない、が仕方ない。家に籠もって色々やってると息抜きも必要だし、店の備品も買いに行こう。文具コーナーに行くと、見慣れない言葉を目にした。「神戸ノート」これは何だ??

おそらく、神戸に生まれ育った人なら「普通やん」と言われそうだが、少なくとも僕の故郷の京都では「京都ノート」なるものは存在しなかった(と思う)。じっと見ていると、店員さんが寄ってきて「何かお探しですか」と言うので「子供に頼まれて…」と大嘘をつく僕もどうかと思う。店員さんが言うには「昔から小学校ではこの学習帳シリーズが指定されていて、震災で一度なくなったが、5年ほど前からまた再開した」らしい。よく見ると、表紙には神戸の写真が印刷されている。

その事で思い出した。僕も陥りやすいことだが、人はその地域やスポーツ・業種業態ごとの狭い世界にだけ使われる言葉を思わず使ってしまうことがある。それは方言ならまだしも、そのフィールド以外には通用しない。普通だと思って使ってしまうと意味不明だったり、どきっとさせてしまったり…。

ちなみに僕がよくやっている玉突き(ビリヤード)用語を記そう。ニュアンス的に判るものもあるだろう、主に関西で使われているものだ。『ショウガ』『ひねり』『ハギ』『コツ』『見越し』『はじかす』『どて』『マスワリ』……。ある程度玉突きに携わる人間なら理解できる、日常的に使われる言葉である。しかしこれはどれも使えない。

僕が昔つき合っていた女性が学生だった頃、友達とこんな話をしていてビックリしたことがある。「人間関係どうする?」「人間関係めんどくさいしなぁ…」「人間関係やめようか」……。これは授業選択科目の話だと後で解ったのだが、横で聞いていると笑えない。

常々思うことだが、自分の得意分野だけに通ずる難しい言葉を使ったり、本や人から得た知識をそのまま引用したりしては能がない。目の前の相手には、その人や場所に合わせて使い分ける術を持ちたいものである。ニューヨークへ行って「アメリカンコーヒー」は通用しないのだ。


志賀死語51
『れーこー』:あいこー、とも言う。女性の名前みたいだが、おっちゃんが使うアイスコーヒーの意(関西限定?)
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