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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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夕刊にこんな記事があった。「カリメロ」生みの親、トニー・パゴット氏(イタリアの漫画家)、7日ミラノで死去、80歳…。

『63年、兄弟の故ニーノ・パゴット氏と一緒に、頭に殻をかぶった黒いひよこのキャラクター「カリメロ」を作り上げた。日本ではアニメとして74〜75年に放映され、新シリーズが92年に再放送された。旧カリメロはひよこの女の子プリシラに片思いする話で人気者となり、その後の新カリメロでは筋書きも変わり、登場キャラクターも増えた』

僕が小学校3、4年に見ていたアニメで、その主題歌の一節「♪プリシラ大好き、愛しちゃお〜 笑っちゃお、唄っちゃお、頑張っちゃお〜」という何とも奇妙なひよこの歌詞と悲しい片思いに、見入ったものだったのだが、これがイタリア人の作品だったとは想像できなかった。よく見たアメリカ産は「トムとジェリー」や「ウッドペッカー」「チキチキマシン猛レース」に「キングコング」「スーパースリー」「ドボチョン一家」「ロードランナー」「親指トム」……でもどこか嘘っぽかった。ジェリーの好物『穴あきチーズ』も大人になって食べればイマイチだったし、漫画「ブロンディ(アメリカのサザエさん)」の冷蔵庫にある残ったピザ(昔は珍しい食べ物だった)を夜中に食べる姿に、試してみてもやはりおいしくなかった。「カリメロ」は身近にいるような気がした。

このイタリアンアニメはせつなくて悲しくて、思いの届かないところが演歌的なものであったので、てっきり日本純正だと思っていた。かなり、子供ながら記憶に残るお話しだった。その小さな記事を見つけたことに喜びを感じ、イタリアに向かって(どっちの方面や?)黙祷を捧げることが出来た。安らかに…。


志賀死語48
『お色気ムンムン』:プリシラはとても爽やかな「お色気ムンムンムンムン」であった。
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