www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
5/30 「チーム志賀の頭脳 卯目俊太郎」 バックナンバー >>>
29日の日中は異様に天気が良かった。バルコニーで寝ころんで、あれこれ書いたり読んだりしていたら、これまた異様に日焼けしてしまった。僕はここ何年か、日焼けする時期になって「良く焼けてるねぇ。なんで?」なんて言われるといつも「ウインドです」と答えるようにしている。「へぇー、志賀さんウインドサーフィンするんや」と言われたらすぐに「ウインドウショッピングです」と返す。お向かいの『かのう3ビリヤード』の面々は、このやりとりが毎年のことなのでもう誰も聞かなくなった。(文末志賀死語15を参照)

バルコニーにいて日焼けしたのには他にも訳がある。このホームページが「完成間近6/1よりオープン」と携帯からのメールにて案内を送っていた。何せ、100人以上に送ったものだから焼けるのも当然である。日曜にこのサイトのブレーンである卯目くんが、自宅まで来てくれて色々と設定をし、月曜にはDNSとやらの変更を申請するなど、ドメイン名(bar-shiga.com)でのアクセスができるように手配してくれた。

彼はWEBデザインのプロ。ソフトやシステムを作ったり企業のソリューションなどを企画・提案するIT関連のオフィスに勤めている。福井出身のこの珍しい名前の彼は、大学進学とともに六甲にやってきて、彼がハーバーランドにある映画館でバイトしていた頃に僕と出会う。話す言葉は標準語で、物腰が柔らかく、どこか中性的で、博学で。天使のような性格?に思える彼は、男女問わず相談をされる受け皿がある。自分の意見・言葉、世界を持っていて、彼ならおそらく世界中のセレブにでも普通に接することが出来るだろう。
いつも、新しい発見と刺激を与えてくれる。

DNS変更申請から3日ほどでドメイン名にてアクセスできるとのこと。ところが、昼にメールが届いた。29日のこの日、まだ1日しか経っていない火曜に気の早い知人がアクセスしたようで「ホームページ見ました!」と。「なんだ、もう見られるのか…」。初めてのホームページの完成の嬉しさに、PCからオープン案内を一斉に送る。何せ、携帯と違って、一度にたくさんに送れるものだから。しかしこれが後で、後悔と自責の念を生み出すことになるとは知る由もなく…。

人は悪い情報よりも、いい報告を先にしたがるものだ。僕は、舞い上がっていた。忙しい仕事の合間に、ブレーンとして手伝ってくれた卯目くんに、コンセンサス無しに、そして申請から3日間の意味も知らずに。ホームページ上から僕宛のメール設定や詳細部分の未完成な状態でアクセスさせるということは、氷無しで「志賀」を開けろと言うようなものだ。プロの気持ちを理解せずにいた。そして案内を送付をした先の一人である彼からすぐにメールが入る。

『ページをコーディングした自分としては、完全に見せれるという状態になってはじめて皆さんに見てもらいたかったというのが本音です。リンクが不完全だったり、エラーが表示されたり、へんな動きをしたり、「なんやコレ」と思われるのが非常に遺憾なので。メールを送付する前にひとこと断ってもらいたかったです。ザンネンです。』

この後電話で彼と話し込む。僕は便利な電脳活字よりも、感情の入った電話の方が(会うのが一番だと思うけど)まだ好きだ。本気で話せる相手だからこそ、すぐにあやまったし、サイトへの思いをぶつけた。すぐにお互いすっきりした。メールにメールで返していたらこうはならなかったと思う。

僕たちは、ブレーンだ。直訳すると「頭脳(集団)」。信頼と納得のいく発展的議論とプライドをいつも持った集合体だ。そしてこの店のお客様もそうであるはずで、「志賀」のブレーン、そう思うからこそ鍵を渡している。


志賀死語15
『ウインド?』:これだけ使い古したギャグ?だから、ある意味死語だ。新しく何か考えるとしよう。
Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga