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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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自宅に掛かってくる電話に出るのは、いつも一瞬の躊躇がある。仕事や知人の電話は今の時代携帯が大半だし、実家からのそれに関しては「もういいかげん一人で帰ってくるのはやめてくれ」と親に言われる36歳の独身には、ほとんど皆無である。そうすると、電話口の相手は、隣に住んでる佐川満男の「何してんの?」コールならいいが、マンションや先物取引系の勧誘か、「○○さんの、お宅ですか?」という間違い電話くらいだからだ。(ちなみにその「○○さん」の名前を言う主は、今まで何度も掛けてきた。人間は考える葦であるはずが、そいつは考えない足か?学習を知らない輩だ)。11:00am頃に電話が鳴った。電子音の多い昨今、目覚まし時計と間違えて子機をどつきながら「違うがな」と自分に突っ込み(マジで言葉に出して言ってる自分は、やはり関西人か)うかつにも、電話を取ってしまった。

「奥さんいますかー」

女性の明るい声が、思考回路をグルグル起こしてまわった。寝ぼけている私にはイマイチ彼女の言葉を暫時理解できずにいたが、自分の名前も名乗らない「奥様はご在宅でしょうか」ではなく、いかにも気さくな関係を感じさせようとするが、実はランダムにテレアポやって電話を換わってもらい、物を売ろうとする奴に「独身です」という陳腐な返しで電話を切ってしまった自分に腹が立った。

しっかり起きていたなら「嫁さん紹介してくれるの?」とか「どの嫁はんでしょうか?」と、もっと遊んでやったのに。(そう言えば、大学時代のラグビー部の同級に『奥』っていう名の奴がいて、満席のファミリーレストランの呼び出し名簿にそいつの名前を書くと「奥様、お席をお待ちの奥様〜♪」と呼ばれ、奥様軍団ならず、図体のでかい兄様が席に座るというカワイイいたずら?をよくやったものだ)はたして、その安眠を妨げる行為に二度寝も出来ずにいた私は、その日ずっと不快感を持っていた。これはまるで前やってた関テレの「ノックは無用」の『魅惑の変身コーナー』に出る人をスタジオに来た女性から3人を抽選し、早口言葉で競い合わせて1人を決めるのだが、変身してその洋服をGETしたいがあまりに全く早口でなくなっている女、くらいにその相手に腹が立っていた。(でもあの番組そんな「魅惑」の変身やったかなー、ほとんどきっつい変身やったで。「ノックは無用」っていうタイトルも現実に無用になっとるがな……!)

今日もまた電話が鳴る。「ご主人はいらっしゃいますか?」受話口の主は言っている。「今は、いましぇ〜ん」子供の振りをするのはもうやめにしたい…。


志賀死語1
『一張羅』:いい格好の意 ex.おっ!その「一張羅」さてはデートかい旦那?
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