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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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いやー、とうとう会ってしまった。41ゲームの深沢さんに。

そもそも、僕のホームページと同じく興味のない人には全くどうでもいい話なのだがこのゲームの考案者が山梨から店にやってきた。もともとは、僕があまりにも店をほったらかしにして玉突き屋にいるものだから、Meetsの青山ちゃんが「これで店に居ときなさい!」とくれたものである。一人で遊ぶ、玉数減らしゲーム盤とでも言おうか。一つになればパーフェクト。しかし僕の周りで出来た者はいない。

とにかく奥深い。背景がおもしろい。暇つぶしのはずが僕がはまった。簡単そうに見えるゲームなのだが、かなり悔しい。店ではラグビー界のあの「H氏」もはまったし、買った人も多かった。ビー玉の懐かしさと、カラフルでいて「ダサイ」デザインが良い。僕は思わずもらった次の日に、ゲーム盤に書いてある山梨の会社に電話していた。ネット販売で追加注文をした。自宅と実家用に。注文確認のメールが届く。「ご意見ご要望がありましたら…」にご丁寧にご意見した。なんと日曜の早朝、自宅に電話があった。

「41ゲームの製作者でーす!」

武田信玄の側近、山本勘助の編み出した戦略を書き残してある倉にあった古文書を基に、20年かけて深沢さんは解き明かし、13年前に商品化に踏み切ったそうだ。その後何度か電話で話し、とにもかくにもあれから半年以上過ぎてその深沢さんが奥様と一緒にやってきた。

僕はわくわくしてカウンターに広がるゲーム盤に見入った。お客様が入ってきて、一応はドリンクも作るがそれどころではない。あらかじめ連絡したこのゲームを知る何人かは、都合来られずにいた。電話のイメージそのままの深沢さんの一挙手一投足にどきどきする。偶然そのゲームを買った大阪のお客様や、初めてみる方も入り乱れていつもと違う「ゲーム喫茶」のように、今日だけは志賀も子供でいられた。最後には、深沢さんの手品?までも飛び出し、4時間に上るイベントは、店の終わりと共に幕を下ろした。終始ほとんど無言でニコニコしていた奥様を見て、いつも発明ばっかりしていた爺ちゃんに、傍らでいつも笑ってた婆ちゃんを思いだした。これが夫婦ってもんだ、と独り身の僕が納得できたのは収穫である。

青山ちゃん、頼くん、卯目くん、裕香ちゃん、拓ちゃん…、惜しいことしたね。

深沢さんが来た日、そう僕が初めて41ゲームでパーフェクトを覚えた日…。
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