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■ 中毒性日記 2001
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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4月、暑いのか寒いのかわからん、そんな日曜日。

基本的にやることがない日曜は、昼に起きることにしている。僕は須磨より西に位置する、ジェームス山というカタカナの変な地に住む。京都生まれの人間にとって「海・山・川」が同居するこの町は『居心地』がいい。もっとも震災のあの日は、この山のてっぺんにあるマンションは『生きた心地がしなかった』が…。

寒さは残るが、天気はいい。

まだ工場から半年も帰ってこない愛車の代車では、そう遠くに行こうとは思えないが、珍しく?PCの打ち込みくらいで特に予定のないこの日、フラッと出かけた。近くに西日本最大という「SATY」があるのだが、その周辺に「トイザラス」「ホームセンター」「TSUTAYA」、ボーリング場や電化製品販売店などもあり生活至便ではある。しかしおかげでいつも大渋滞。避けるように近くのコープに行くことにした。土曜に店に来ていた料理専門学校の山本くんと三宮北野フレンチの若きホープ達との話の中で、あまりに旨そうだったカレーに感化され、滅多にしない自炊を試みるために。

夕飯前の買い物客の賑わいは、おばさんの宝庫だ。

例えば僕が先日甲南大学の近く、知人の事務所にお邪魔したときに出くわした、下校時の女子大生の大群にほくそ笑んだかのように、おばさん好き?にはたまらない光景だろう。一通り回って早くこの場から立ち去ろうとレジに並ぶと、館内放送が。「ただいまより、今並んでる苺が100円引き、見切り品となります」レジを後に、さっきまで100円高だったそれを取りに行く。

真っ先に取ることに成功した僕。

その後あたかも有名人に群がるファンのごとく僕(正確には苺)に集まってきたおばさん。悪党のような笑みを浮かべながら僕はレジへ。「なるほどこれがタイムセールか。たいしたことないやん」主婦の気持ちが少し理解でき、ささやかな喜びを感じた日曜であった。

ここで僕の行動が以外に思われた方がいるかもしれない。みんなと同じがいやな志賀なのに。でも明らかに同じでない。男は僕だけだったし。

そう、僕は初めからコープでかなり浮いていたのだから…。

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